泥棒リンチを恐れ自ら警察に通報 バングラデシュ

2022年10月28日

バングラデシュの泥棒が、食料品店に侵入した後、取り囲まれてリンチされることを恐れ、自ら警察に助けを求める事件が起こりました。

バングラデシュ警察

現地警察のアサド・ザマン署長によると、この40歳の男性は19日早朝、南部ボリシャル(Barisal)

で開店前の食料品店に押し入り、商品を盗んでいました。男性は仕事が終わり店を出ようとした時、周りが明るくなって市場に人が集まっているのに気付きました。

怒った人々に取り囲まれた男性は、自分がリンチされることを恐れ、自ら緊急通報して警察に助けを求めました。ザマン署長は、市民たちが泥棒に手を出す前に店に駆けつけ、男性を連れ出し拘束したと説明しました。また、彼はこのような事件に遭遇したことが初めてだと話しています。

泥棒に入られた店の店主であるジョントゥ・ミアさんによると、泥棒は高価な物を詰め込んだ大きなかばんを持っていたが、逃げられなかったそうです。

警察によると、男性は侵入を認め、この地域内で複数の強盗容疑で指名手配されていたことが後にわかり、逮捕され刑務所に送られました。