2023年12月13日
タイのスワンナプーム空港では、アウトバウンド外国人の搭乗プロセスをスピードアップするために、自動国境管理システム(eGates)が金曜日から利用可能となりました。入国管理局によれば、これにより搭乗手続きが迅速かつ効率的に行えるようになります。
2012年からスワンナプーム空港では、アウトバウンドチェックに16のeGatesが導入されていましたが、これまでタイ国民のみが利用できるものでした。新たに外国人もeGatesを利用できるようになり、各乗客の顔と指紋をスキャンするのに約20秒しかかからないとされています。これにより、通常のゲートでの手続きに比べて迅速な搭乗が期待されます。
現在のスワンナプーム空港は、1日に5万〜6万人のアウトバウンドの乗客を処理しており、混雑が発生することもあるとされています。移民警察はこの新たな施設を導入することで、搭乗プロセスの迅速化を図り、観光政策にも貢献すると述べています。
新しいeGatesは電子パスポート保持者向けに設計され、通常のパスポートを持つ外国人や子供、障害者は引き続き有人の入国ゲートを通過する必要があります。この新システムを通じて、1時間あたりの出発乗客数は従来の約5,000人から12,000人に向上する見込みです。また、この機械は逮捕状を持つ人や海外旅行を禁止されている人、ビザをオーバーステイした人を検出することができます。
ただし、到着した乗客については引き続き入国管理官によるチェックが行われるため、セキュリティ上の理由から一定の手続きが必要とされています。