2025年9月12日
ネパールで政府の汚職やソーシャルメディア(SNS)利用制限に抗議する若者主導のデモが発生し、治安部隊による激しい弾圧で少なくとも19人が死亡、100人以上が負傷するという惨事となった。

■ デモ激化の背景:SNS禁止と根深い汚職への怒り
事態の引き金となったのは、9月4日にネパール政府が発動した主要SNSの禁止措置です。政府は「ソーシャルネットワーク利用管理指令(2023年)」に基づく登録手続きを怠ったことを理由に、主要なプラットフォームへのアクセスを遮断した。。
これに対し、デジタル世代である「Z世代」を中心とした若者たちが、9月8日に街頭へ繰り出した。彼らはSNS禁止の解除だけでなく、政府内に蔓延する汚職の撲滅と、表現の自由の保障を強く訴えた。
■ 「実弾」も使用された凄惨な弾圧
デモ隊の一部がカトマンズの議事堂敷地内の「制限区域」に侵入したことをきっかけに、治安部隊の対応は激化した。警察当局は放水車や催涙ガスに加え、ゴム弾や実弾を使用した武力行使に踏み切った。報道によれば、この衝突により多くの若者が命を落とし、負傷者は数百名に上っている。
