ネパール保健省、「デング熱啓発月間」を開始

2025年7月12日

ネパール保健・人口省は、ネパール暦のシュラワン月(西暦7月中旬〜8月中旬)を「デング熱啓発月間」に指定すると発表した。同国のデング熱感染がピークを迎える時期を前に、官民一体となって感染症対策を強化する方針。

プラディップ・パウデル保健・人口相は、明日から正式に開始されるこのキャンペーンについて、「シュラワン月は例年、デング熱の感染者数が急増しピークに達する。初期段階から意識を高めることで、蚊を媒介とした感染症の拡大を食い止めたい」と述べた。

毎週金曜朝に「一斉駆除」を実施 今回のキャンペーンの目玉は、シュラワン月からカルティク月(11月中旬)までの期間、毎週金曜日の午前10時に実施される「サーチ・アンド・デストロイ(探索と駆除)」運動。これは、デング熱を媒介する蚊の繁殖源となるボウフラや水たまりを特定し、徹底的に除去する取り組みだ。

パウデル大臣は、「適切な予防措置を講じれば、感染リスクは大幅に下げることができる」と強調する一方で、「デング熱対策は政府の努力だけでは成し遂げられない」と述べ、市民一人ひとりの協力と共同の取り組みが不可欠であると訴えた。

雨季の水たまりに注意 同省のビカス・デブコタ事務次官も、特に降雨量が増えるこの時期、職場の周辺や近隣地域で水が溜まらないよう対策を講じることを強く促している。

政府は、この「探索と駆除」キャンペーンが各オフィスや地域社会で効果的に実行されれば、国内のデング熱の脅威を大幅に軽減できると期待を寄せている。