タイ洞窟から奇跡の生還少年 英国で死亡 

2022年02月17日

タイの洞窟から救出されたサッカーチームの少年の一人が、留学先の英国で死亡していたことが明らかになった。死因は不明で、少年を支援していたタイの財団が後日詳細を説明するとしている。

奇跡の舞台となったタイの洞窟

ドゥアンペットさんは、タイ北部チェンライ県のタムルアン洞窟で2018年に起きた事故に巻き込まれ、約2週間後に救助された少年の一人である。世界各地からレスキュー隊が集まった「世紀の救出劇」とされ、書籍や映画にもなった。

その後、ドゥアンペットさんは、サッカーの才能を活かすために、2019年に英イングランド中部レスターシャーのフットボールアカデミーに留学していた。しかし、12日にアカデミーの寮内で意識不明の状態で発見され、14日に搬送先の病院で死亡が確認された。

タイの財団は、ドゥアンペットさんの死について「深い悲しみを感じている」とコメントし、死因については「後日、詳細を説明する」としている。

ドゥアンペットさんは、洞窟から救出された後、サッカーのプロ選手を目指しており、多くの人々からエールを送られていた。そのため、彼の死は多くの人々に衝撃を与えている。

一方、ドゥアンペットさんの死については、詳細な情報が不明なため、多くの憶測が飛び交っている。ただ、彼が留学していたフットボールアカデミーでは、スポーツ選手たちの健康管理には細心の注意が払われているという。

ドゥアンペットさんの死について、タイ国内では「洞窟から救出された後も、苦しい道のりが続いていた」との声が上がっている。また、「彼は生きるために戦ってきたのに、こんなにも若くして亡くなってしまった」と、多くの人々から哀悼の意が寄せられている。