タイ湾での海軍の軍艦沈没事故 死者18名11名が依然行方不明

2022年12月27日

タイ海軍の軍艦「スコタイ」が沈没した事件で、海軍は25日、死者数が18人に上ったことを明らかにした。スコタイは19日未明にタイ湾で悪天候に見舞われ沈没していた。

沈みゆく軍艦

海軍によると、沈没時には105人が乗船していた。そのうち76人が救助され、11人が依然として行方不明となっている。救出された人々は病院に搬送され、治療を受けている。

海軍は、沈没時には通常よりも多くの乗客が乗船しており、救命胴衣が不足していたため、救出作業が困難だったと説明している。事故当時の天候が悪かったことも、救出作業を難しくした原因の一つとされている。

スコタイは、タイの海上安全監視の任務に従事する軍艦で、地元メディアによると、事故が発生した時は、軍の士官とその家族、さらには地元メディアの記者たちも乗船していたという。

この事故により、タイ国内で沈没事故に対する関心が高まっている。タイ政府は、今後このような事故を防止するための対策を講じることが求められている。また、行方不明の人々の捜索も継続されている。