ネパール・カトマンズで小型航空機が離陸直後に墜落、18人が死亡

ネパールの首都カトマンズのトリブバン国際空港で、24日午前11時頃、民間の小型ジェット機が離陸中に墜落し、大破しました。

搭乗していた航空会社のスタッフなど計19人のうち、18人が死亡し、1人が重傷を負い病院で手当てを受けています。事故機は機体の整備のため、中部都市ポカラに向かう予定でした。

現場では、破損した機体から煙が上がる中、警察や消防隊が救助活動を行っている様子が確認されています。現地の警察は、事故原因の詳しい調査を進めています。

ネパールは気象条件や地形が険しく、過去にも航空事故が頻発しています。昨年1月にも、ポカラ近郊で国内線の小型旅客機が墜落し、外国人を含む70人余りが犠牲になる大惨事が発生しました。この度の事故は、ネパールの航空安全性に再び懸念を引き起こしています。

ネパールには日本人観光客も多く訪れており、特にエベレストなどのヒマラヤ登山を目的とする旅行者に人気です。日本政府は、今回の事故を受けてネパールへの渡航者に対し、引き続き安全に留意するよう呼びかけています。航空事故の頻発は、訪問者にも影響を与え、航空安全の改善が急務とされています。