インド宇宙研究機関(ISRO)は、2023年に成功を収めたチャンドラヤーン3号に続き、次なる月探査ミッション「チャンドラヤーン4号」の計画を発表しました
写真:打ち上げられるチャンドラヤーン2号
このミッションの主な目的は、月面のサンプルを採取し、地球へ安全に持ち帰ることです。チャンドラヤーン4号は、月に着陸するだけでなく、月面から再び打ち上げられ、月周回軌道で待機している移送モジュールとドッキングします。その後、月から地球へ帰還するという複雑な工程を実行する予定です。
ISROのソムナス長官は、国立宇宙科学シンポジウムでの発表において、月面から初めて岩石や土壌(ルナレゴリス)を持ち帰ることが、このミッションの重要な目標であることを明かしました。チャンドラヤーン4号は、インドの月探査計画において、新たな歴史を刻むミッションとなるでしょう。